沿革


創立105年という佳節を迎えた記念に特集号として発行された「西高同窓会報の第5号(平成28年10月1日発行)」をもとに西高同窓会の歴史を紐解きます。

 

当時の西高同窓会理事会としては、「同窓会の真の有り様」を同窓生の皆様にご紹介したいと考え、歴代の同窓会長にスポットを当て、参考文献や対談などからその足跡や人となりをご紹介いたします。

 

発足と初代会長


【初代】

三木 京子(3回生)

昭和21年~26年度(6年間)

 

 

清水西高同窓会は遡ること70年前、昭和21年に発足しました。

 

その経緯等詳細は不明ですが、同窓会前身として有志による同窓会連合が存在し、校歌制定(S.3)、校章・校旗制定(S.5)の折には、その制作費用を同窓生が出し合ったとの記述があります。

 

初代三木会長は同窓会スタートという前例無き重責を担われました。

 

 

“活動内容等、詳細は定かではありませんが学校の式典など行事には役員として係わっていました。

当時、総会は講堂で行っていました。”

<26回生寺尾美津子さん談>

 

 

“地元で茶道の宗匠をしていた三木会長は、稽古の席でよく清水高女時代の話を皆に語ってくれました”

<5代早川延子会長談>

 

三木会長は、寺田 文・松永とし両副会長と共に、後藤会長を後任に強く推挙されました。

 

  


2代会長


【2代】

後藤 清子(7回生)

昭和27年~55年度(29年間)

 

 

2代の後藤会長は29年間の長期にわたり会長を務められました。

 

その間、図書館落成(S.30)、鉄筋校舎完成(S.36)、体育館落成(S.39)、プール竣工(S.40)、生活館落成(S.47)と学校が大きく進化した時代と重なります。

 

これらの事業に対し同窓会はPTA・後援会と連携し大きな貢献を果たしてきました。

 

 

後藤会長は地域における貢献度も高く評価され、最高裁長官表彰(S.43)、藍綬褒章(S.46)、勲六等褒章(S.54)など、数多くの賞を授与されています。

 

 

校庭中庭にある校訓の碑は創立70周年の記念として後藤会長がご自宅の庭石を寄贈されたものです。

 

そこに刻まれた「清く けだかく 美しく」の文字は、後藤会長の末妹、寺尾美津子さんが揮毫されました。

 

 

 


寺尾美津子さん(26回生)※後藤会長の末妹 平成28年5月29日対談の時の寺尾さん
寺尾美津子さん(26回生)※後藤会長の末妹 平成28年5月29日対談の時の寺尾さん

後藤家7人姉妹は全員が西高(前身)卒業です。

 

“姉(後藤会長)の頭の中には常に同窓会のことがあったようです。最後まで気にかけていました。”

<末妹の寺尾さん談>

 

 


3代会長


【3代】

望月 千代子(13回生)

昭和56年~59年度(4年間)

 

3代・望月会長は前会長からの推挙を受けて、会長を務めました。

 

それまでも後藤会長時代、副会長として長い間同窓会事業の実務をこなしていました。

 

 


4代会長


【4代】

山下 冴子(33回生)

昭和60年~平成23年度(27年間)

 

4代・山下会長の27年間の活動は多種多様。

 

同窓会による在校生への奨学金制度、物故者の慰霊祭、ディナーショー、研修旅行など活動の幅を広げました。

 

さつき通り・校内・清水テルサへのブロンズ像、チャリティーバザーの収益では市内の病院・老人施設に多数の車椅子を寄贈しています。

 

更には興津川保全基金への協力など同窓会活動は地域にも及んでいます。

 

 

“様々な事業を進める中、山下会長の持つ「外部との交渉力」その見事さが強く印象に残って大胆且つ精力的な活動を共にしてきて忙しかったけれど楽しい思い出です。”

<上島さん・渡辺さん談>

 

 

前副会長上島由江(30回生)、前副会長渡辺芳子(33回生)※平成28年3月31日上島宅で対談
前副会長上島由江(30回生)、前副会長渡辺芳子(33回生)※平成28年3月31日上島宅で対談

平成3年、それまで親睦会の形だった東京近郊在住同窓会の集まりを正式に「東京支部」として発足させました。

 

山下会長の長きにおける多大な貢献に対し、創立100周年記念式典において学校より感謝状が授与されました。

 

山下会長はこの100周年記念式典開催を最後に、後任を早川5代会長に託して翌年退任されました。

 

 

※初代~4代会長についての参考文献:70周年記念誌・100周年記念誌・後藤清子追悼集(はごろもフーズ発行)

 

 

5代会長


【5代】

早川 延子(57回生)

平成24年~令和3年度(10年間)

早川会長は、山下前会長からの在校生への奨学金制度、研修旅行などの活動を継続しつつ、同窓会の存在・活動を全会員にお知らせし、活動をのちにつなげていくことを大切に考え活動を進めました。

 

活動の大きな柱としたのが、同窓会会報の発行です。

 

会報を発行するにあたり、まず理事を中心に2万人を超す会員の名簿の整理を進めました。

 

2012年10月1日に会報第1号が完成し、宛名ラベル張りを担ってくれた評議員とともに役員総がかりで発行に至りました。

 

会報発行に対して、会員の方々から大きな反響をいただきました。

 

会報発行は毎年行われ、現在11号となっています。

 

 


また、理事・評議員に若い世代が加わることを願い、若手の評議員の掘り起こしを始めると同時に、評議員会開催を全評議員に通知し、出席を呼びかけました。

結果、40代50代の評議員の参加が増え、各行事への参加が活発に行われました。

 

 

2015年より、同窓会入会式の中で「同窓会賞」の授与を開始いたしました。

他の生徒の模範となる活動をした生徒に善行賞、3年間皆勤賞の授与が毎年継続して行われています。

 

 

2019年ともえ祭において就任以来の念願であった「同窓会の室(へや)」を開催いたしました。

絵画・書・手芸・生け花等、同窓生の皆さまの力作が多数揃い、大変好評をいただきました。

 

 

2021年には創立110周年記念事業を中心となって実行しました。

PTA、後援会と合同でマイクロバス、体育館用椅子600脚の寄贈、同窓会として静岡第一テレビCM放映、静岡新聞広告掲載、クリアファイル寄贈、ゴルゴ松本氏講演「命の授業」を行い、意義深い式典となりました。

 

 

6代会長


【6代】

盛月寿美(73回生)

令和4年~


回生早見表


「ダウンロード」ボタンをタップすると確認できます。

 

ダウンロード
回生早見表
回生早見表.pdf
PDFファイル 95.6 KB